【旬の食材情報】 7月 きゅうり
今回は、６月～８月にかけて旬を迎える「キュウリ」についてご紹介いたします。
キュウリは「ほとんど栄養素がないから食べても意味がないよ」と思われがちな野菜ですが、実は、様々な栄養素と効能が秘められています。今回はキュウリに含まれる栄養素と効能について紹介いたします。
キュウリの中に含まれている主な栄養素としては、
βカロテン…皮膚や粘膜を保護。ガン予防にも。
ビタミンC…疲労回復、活性酸素を抑える、免疫力アップ。
ビタミンK…出血を抑える、骨を丈夫にする。
カリウム…過剰な塩分の排出、利尿作用。
などが挙げられます。しかし、キュウリは９５％が水分でできている野菜なので、これらの各栄養素の量も他の野菜と比べて、少なめになっています。だからこそ、キュウリは「栄養素が全くない野菜」とよく言われがちなのかもしれませんね。
その他のキュウリ特有の栄養素として挙げられるものが３つあります。
まず、ヘタの部分にあるククルビタミンという栄養素。なんとこの栄養素には、抗がん作用があるといわれています。２つ目は、脂質分解酵素。女性にはうれしいダイエット効果がある栄養素です。
３つ目は、キュウリの青臭さのもととなる成分であるピラジンと呼ばれる栄養素です。こちらの栄養素は、血が固まるのを抑える働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞の予防にも効果的であるといわれています。
キュウリの効能としては、むくみの解消・熱を下げる・高血圧、腎臓病の予防などが挙げられます。
夏には嬉しい効能ばかりです。みなさんも、水分と栄養素が多く含まれるキュウリをしっかりと食べて、夏バテ予防に役立ててみてはいかがでしょうか。