【旬の食材情報】 4月 筍
今回は春に旬を向かえる「タケノコ」についてご紹介します。
筍の名前の由来は漢字からわかるように、一瞬で(約10日間ほど)で市場に出回ることができるほどの大きさに成長してしまうからだといわれています。筍の生産量別にみると、1位が福岡県、2位が鹿児島県、3位が熊本県など九州地方で主に生産されています。
また、3月から4月にかけて美味しく食べられる筍の種類はモウソウチクという種類の筍です。モウソウチクは主に原産地が中国江南地方だといわれており、一般的な筍はすべてこの種類だといわれています。モウソウチクは、大きくて厚みがあり、中は白くて柔らかく、独特の甘味を含んだ上品な味わいと、歯ごたえがあります。
筍はカリウムを豊富に含んでいるので、体の中の塩分を出す働きがあり、体の浮腫みにも効果的だといわれています。また、食物繊維も大変豊富に含まれており、便秘や大腸がんの予防などにも大変効果的です。
しかし、筍はアクが強い野菜なので、食べ過ぎてしまうと、人によっては吹き出物やアレルギーに似た症状が出る場合がありますので、食べすぎには注意です。
筍のおすすめの食べ方としては、ゆでた筍を薄くスライスして、刺身として、また、煮物や天ぷらとしても美味しく召し上がることができます。