【旬の食材情報】 ３月 しいたけ
今回は春と秋の時期に旬を迎える「しいたけ」についてご紹介します。しいたけは秋の野菜というイメージが強いですが、春に収穫されるしいたけも身が厚く大変美味しいです。しいたけは、日本、韓国、中国でも栽培されるほか最近では東南アジアの高山帯や、ニュージーランドなどにも分布しています。
しいたけは、食用の代表的なキノコの一つであり、鍋物や煮物には欠かせない野菜の一つです。しいたけの栽培方法として、現在では「原木栽培」と「菌床栽培」の2種類があります。原木栽培は、クヌギやコナラなどの丸太の種菌を植える栽培法です。菌床栽培はおがくずに米ぬかやふすまなどを混ぜて培地に植えて育てる方法です。
しいたけには「エルゴステロール」という栄養素が豊富に含まれています。この栄養素には、カルシウムの吸収を高める作用があるので、骨や歯の形成、骨粗しょう症の予防に効果が期待できます。さらに、βグルカンという栄養素も豊富で、この栄養素には免疫力を高める効能効果があります。また、しいたけには食物繊維も豊富に含まれているので、便秘改善や整腸作用に効果があります。
しいたけはほぼ無農薬で栽培されているため、風味を保つためには洗わずそのまま使うことをお勧めします。また、ご家庭でも買ってきたしいたけを１時間ほど天日干しすることで、ビタミンDをさらに増やすことができます。弊社では、この栄養満点のしいたけを、煮物・焼き物・汁物・揚げ物・炒め物など様々な料理に使っています。