【旬の食材情報】 1月 タラ
今回は冬の時期に旬を迎える「タラ」についてご紹介します。
タラは漢字で「鱈」と書くように、鍋の食材としても欠かせない冬が旬の魚です。鱈の種類の一つであるスケトウダラの卵巣を塩蔵したものが、「たらこ」であり、たらこを唐辛子で調理したものが「明太子」です。
お腹いっぱい食べることを「たらふく食べる」と言いますが、実は鱈の語源はここからきているといわれています。産卵期を迎える鱈は、エビやカニ、イカ、カレイなどの身近な魚を何でも食べてしまうほど大食いな魚なのです。ですので、産卵期を迎える鱈の体調は大きいもので1メートル近くになるといわれています。
鱈の効能は、風邪予防、骨粗鬆症予防、眼精疲労緩和などが挙げられます。鱈の栄養分には、ビタミンDが比較的に多く、カルシウム、リンなどの吸収力を高め、骨や歯を丈夫にし、骨粗鬆症の予防や筋力維持にも役立つといわれています。またビタミンDには、体力向上、免疫力アップの効果があります。よって、健康な方にはもちろん、高齢者や病中病後の回復期にも良いともいわれています。また、タラの栄養素の一つであるビタミンB12は造血や代謝の促進が期待でき、風邪予防に役立ちます。
鱈は鍋に入れるのはもちろんですが、ホイル焼きなどにして調理することもおススメです。